問題

問10 プロダクトポートフォリオマネジメントでは,縦軸に市場成長率,横軸に市場占有率をとったマトリックス図を四つの象限に区分し,製品の市場における位置付けを分析して資源配分を検討する。四つの象限のうち,市場成長率は低いが市場占有率を高く保っている製品の位置付けはどれか。

ア 金のなる木
イ 花形製品
ウ 負け犬
エ 問題児

ストラテジ系>経営戦略>経営戦略マネジメント>経営戦略手法

解説と解答

 プロダクトフォートフォリオマネジメント(PPM:Product Portfolio Management)では,次のような四つの象限(問題児,花形製品,金のなる木,負け犬)に区分されたマトリックス図(PPMマトリックス)を作成し,製品の市場における位置付けを分析して資源配分を検討します。
 この図より,市場成長率は低いが市場占有率を高く保っている製品は,「金のなる木」の象限に位置付けられることが分かります。

 よって正解は,選択肢アです。

小倉 美香(おぐら みか)
アプリケーションデザイナー 代表取締役
情報サービス会社の勤務を経て,1998年より現職。保持する資格は,プロジェクトマネージャ,テクニカルエンジニア(ネットワーク),同(情報セキュリティ),基本情報技術者など多数。著書に「短期完全マスター ITパスポート 2009年版」などがある。