■「FileTypesMan」はファイルの拡張子などに対するアプリケーションの関連付けを簡単な操作で行うことができるフリーソフトである。拡張子やURLプロトコルを簡単に検索でき,検索したアイテムの編集もわかりやすい。
■選択したアイテムのレジストリ・データを参照できる点も便利である。複数バージョンのWindows上で同じ操作性を提供するため,Windowsのバージョンに依存しない標準の関連付け管理ツールとして利用できる。
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エクスプローラなどで特定のファイルをダブルクリックすると,Windowsのシステム,あるいはインストールされたプログラムによって,そのファイルの拡張子に関連付けられたアプリケーションが起動する。この起動するプログラムを変更したい場合には,Windows XPならフォルダ・オプションの「ファイルの種類」タブをクリックして表示される画面(図1),Windows Vistaならコントロール・パネルにある「規定のプログラム」から「ファイルの種類またはプロトコルのプログラムへの関連付け」メニューをクリックして表示される画面(図2)を使う。
これらの画面から,目的の拡張子を選択して「変更」または「プログラムの変更」ボタンをクリックして表示される画面で,関連付けられたプログラムを変更できる。ただ,これらの操作は手順が面倒だったり,画面が狭くて操作しづらいなど,若干使い勝手が悪い部分がある。
拡張子への関連付けを標準機能よりも簡単に変更できる
そんなときに役に立つのが,今回紹介する「FileTypesMan」である。FileTypesManを使うと,目的の拡張子を簡単に探し出せるほか,アプリケーションとの関連付けの変更などの操作を簡単に実行することができる,操作性に優れたフリーソフトだ。英語版だが,作者のサイトから日本語化モジュールをダウンロードすれば,日本語モードで使用できる。
FileTypesManを利用するにあたって,特別なインストール操作は必要ない。ダウンロードしたファイルを解凍し,ダブルクリックするだけでプログラムが起動する(日本語モードに変更する場合は,ダウンロードした日本語化モジュールを解凍し,生成されたファイルをFileTypesManの実行プログラムが保存されているフォルダにコピーすればよい)。