■「FileTypesMan」はファイルの拡張子などに対するアプリケーションの関連付けを簡単な操作で行うことができるフリーソフトである。拡張子やURLプロトコルを簡単に検索でき,検索したアイテムの編集もわかりやすい。
■選択したアイテムのレジストリ・データを参照できる点も便利である。複数バージョンのWindows上で同じ操作性を提供するため,Windowsのバージョンに依存しない標準の関連付け管理ツールとして利用できる。

■ソフト名 FileTypesMan(バージョン1.21)
9x Me NT 2000 XP vista
日本語
■開発 Nir Sofer氏
■URL http://www.nirsoft.net/
■ファイル filetypesman.zip(32ビット版:48,987バイト)
filetypesman-x64.zip(64ビット版:67,832バイト)
filetypesman-98.zip(Windows98/Me版:48,540バイト[非Unicode版])
filetypesman_japanese.zip(日本語化ファイル:2,088バイト)
■対応OS Windows 98/Me/NT/2000/XP/Vista
■価格 無料
■評価
(5段階)
★★★★

 エクスプローラなどで特定のファイルをダブルクリックすると,Windowsのシステム,あるいはインストールされたプログラムによって,そのファイルの拡張子に関連付けられたアプリケーションが起動する。この起動するプログラムを変更したい場合には,Windows XPならフォルダ・オプションの「ファイルの種類」タブをクリックして表示される画面(図1),Windows Vistaならコントロール・パネルにある「規定のプログラム」から「ファイルの種類またはプロトコルのプログラムへの関連付け」メニューをクリックして表示される画面(図2)を使う。

図1●Windows XPでエクスプローラからフォルダオプションを選択した際の画面<br>アプリケーションとの関連付けやアクションの変更は,左側(黒丸1)の「変更」ボタンをクリックすると表示される変更(編集)画面(黒丸2)で,「参照」ボタンを使用する。
図1●Windows XPでエクスプローラからフォルダオプションを選択した際の画面
アプリケーションとの関連付けやアクションの変更は,左側(黒丸1)の「変更」ボタンをクリックすると表示される変更(編集)画面(黒丸2)で,「参照」ボタンを使用する。
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図2●Windows Vistaで拡張子の関連付けを変更する場合に使用する画面<br>コントロール・パネルから黒丸1の画面を開き,「プログラムの変更」ボタンをクリックすると表示される画面(黒丸2)から変更する。
図2●Windows Vistaで拡張子の関連付けを変更する場合に使用する画面
コントロール・パネルから黒丸1の画面を開き,「プログラムの変更」ボタンをクリックすると表示される画面(黒丸2)から変更する。
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 これらの画面から,目的の拡張子を選択して「変更」または「プログラムの変更」ボタンをクリックして表示される画面で,関連付けられたプログラムを変更できる。ただ,これらの操作は手順が面倒だったり,画面が狭くて操作しづらいなど,若干使い勝手が悪い部分がある。

拡張子への関連付けを標準機能よりも簡単に変更できる

 そんなときに役に立つのが,今回紹介する「FileTypesMan」である。FileTypesManを使うと,目的の拡張子を簡単に探し出せるほか,アプリケーションとの関連付けの変更などの操作を簡単に実行することができる,操作性に優れたフリーソフトだ。英語版だが,作者のサイトから日本語化モジュールをダウンロードすれば,日本語モードで使用できる。

 FileTypesManを利用するにあたって,特別なインストール操作は必要ない。ダウンロードしたファイルを解凍し,ダブルクリックするだけでプログラムが起動する(日本語モードに変更する場合は,ダウンロードした日本語化モジュールを解凍し,生成されたファイルをFileTypesManの実行プログラムが保存されているフォルダにコピーすればよい)。