Javaの最大のお祭りであり,かつ技術カンファレンスでもあるJavaOneが,例年のごとく6月2日から5日にかけてサンフランシスコで開催されました。6月1日にはCommunityOne Westも開催されるので,まるまる1週間Javaにどっぷりと浸かった1週間です。

筆者も,もちろんCommunityOneから参加してきました。そこで,Java技術最前線でもJavaOneのレポートを3週にわたってお送りします。

今週はジェネラルセッション,次週はJava SEに関して,最終週にJavaFXに関する話題を扱う予定です。

6月2日 ジェネラルセッション

図1●DJ Anna
図1●DJ Anna
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図2●Chris Melissinos氏
図2●Chris Melissinos氏
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初日のジェネラルセッションの前には必ずといっていいほど,ミュージシャンによる生演奏が行われます。今年は昨年に引き続きDJ Annaの演奏が会場に流れています。

そして,DJ Annaの音楽がフェードアウトすると,MCのChris Melissinos氏が壇上に上がりました。昨年までJavaOneのMCといえばJohn Gage氏でしたが,今年はSun MicrosystemsのCGO (Chief Gaming Officer)であるMelissinos氏に変更されたのでした。

JavaOneといえばJohn Gage氏の"Don't be shy!"であったり,ジェネラルセッションの参加者全員を立たせJavaOne参加年ごとに座らせていき最後まで残った人(つまり古くからのJavaOne参加者)を讃えるというのがお決まりでした。しかし,今年はそのようなこともなく淡々と進んでいったのが印象的でした。

Chris Melissinos氏がはじめに紹介したのがJavaFXとProject Darkstarを使用したマルチユーザー対応のグラフィカルなチャットシステムであるDarkChatです。

これに限らず,今回のJavaOneではUIにJavaFXが使用されたアプリケーションがとても目立ちました。これからも,SunがJavaFXに力をかけていることがわかります。