先日(5月20日),日本のマイクロソフトによるWindows 7 RC(Release Candidate:製品候補)版のプレス説明会が開催された。そこに参加したITpro編集部から,筆者あてに資料が郵送されてきた。その資料を眺めてベータ版との違いを調べていると,思いのほかエクスプローラには多くの変更があることがわかった。しかも,どれも一般ユーザーの使い勝手に直接影響するものばかりである。そこで今回は,エクスプローラーの変更点に絞って紹介することにする。前回の最後で予告したコントロール・パネルの変更点については次回に紹介させていただくということでご容赦願いたい。
エクスプローラを起動したときのウインドウが変わっている
まずは,エクスプローラを開くところから見てみよう。Windows Vistaでは,スタート・ボタンの右クリック・メニューからエクスプローラを起動することができた(図1)。Windows 7も同じように起動できるものの(Windows 7からは「エクスプローラーを開く」と表記),Vistaとは違って右クリックしたメニューの中から[開く],[開く-All Users],[エクスプローラ-All Users]といった項目がなくなっている(図2)。
さらに,Windows 7のスタート・ボタンを右クリックして[エクスプローラーを開く]を選ぶと[ライブラリ]が表示され,Vistaのようにスタート・メニューを登録しているフォルダの内容が表示される形ではなくなった(図3)。
では,スタート・メニューを確認・編集したい場合はどうするのだろう。そのような場合は,スタート・メニューの[すべてのプログラム]または[前に戻る]の部分を右クリックして利用するように変更されたようだ(図4)。