写真●インソース 舟橋 孝之 代表取締役
写真●インソース 舟橋 孝之 代表取締役

 「2009年に入ってから、ソリューション提案、タイムマネジメント、システムテストといった三つのテーマで研修が増えた」。こう語るのは、インソースの舟橋孝之代表取締役である。

 同社は公開講座のほか、ITベンダーに講師を派遣する研修事業を手掛ける。「営業力や業務効率、開発生産性の三つを以前よりも高めないと、不景気を乗り切ることはできない。こう危機感を抱くITベンダーが多いのだろう」。

 研修の機会が減っているテーマもある。キャリアアップとメンタルヘルスがそうだ。「業績向上に直結しないと考えているのか、以前に比べて引き合いが少ない。ITベンダーにゆとりがなくなっているのかもしれない」と言う。