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第2回 変数とは何かを根本から理解する
出典:日経ソフトウエア 2003年8月号
pp.102-107
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります) みなさん,こんにちは。本連載は,これからプログラミングを始めようと思っている方を対象にしたC言語の入門記事です。本連載が目指すのは,プログラミングの基礎を身につけてもらうことと,より明確にコンピュータをイメージできるようになってもらうこと。C言語は,Visual BasicやJavaなどにくらべて,メモリー*1上にあるデータのイメージを,より強く意識してプログラミングに取り組めます。このようなメモリー上にあるデータのイメージは,どんなプログラミング言語でプログラムを作る場合でも,きっと役に立つでしょう。 第1回『コンパイラをインストールして最初のプログラムを動かす』はお読みいただけたでしょうか。お読みいただいていない方も,またまだ追いつけますので,どうぞおつきあいください。今回のテーマは「変数」です。「変数とは何か」を説明することから始めたいと思いますが,その前に軽く,前回のおさらいをしておきましょう。 1+1をの結果を表示するプログラムを実行して前回のおさらい前回は,フリーで使用できるC/C++コンパイラ「Borland C++ Compiler 5.5」をPCにインストールして,コンパイルに必要な設定を行い,「Let's start C programming.」という文字列を表示するプログラムを作成,実行しました。 そこで説明したのは,(1)プログラムには「main」という名前の関数が一つ必要で,プログラムはmain関数から実行されること,(2)関数の中でコードは上から順に実行されてreturn文で終了すること,(3)printf関数を使うには,「#include」というプリプロセサ命令で「stdio.h」というヘッダー・ファイル*2を取り込まなくてはいけないこと,(4)「/*」と「*/」の間にプログラムの内容を表すコメントを書くこと――などです。 実際にサンプル・プログラムを打ち込んで,コンパイル,実行してみていただけたでしょうか? 「あんな簡単なプログラムやってみなくても,読めばわかるよ」。ええ,その気持ちは良くわかるのですが,試してみて欲しいのです。実際に入力してもらうと,例えばタイプミスでコンパイル・エラーを出して,「へぇ,コンパイラってこんなこともチェックしているのか」と気づいたり,それを修正して「うまく動いた」と喜んだりします。このように,実際に試してみて,予定外のことに驚いたり,感心したりすると,思っていた以上のこと,誌面に書いてある以上のことを学ぶことができるのです。 変数についてのお話を始めるまえに,プログラムを1本作成してコンパイルし,実行させてみましょう。作成するプログラムは1+1の答えを表示するものです(リスト1)。リスト1の内容をテキスト・エディタ*3に入力し,「keisan1.c」というファイル名で保存してください。スタート・メニューから「コマンド プロンプト」を起動し,cdコマンドで自分がプログラムを保存したディレクトリに移動して bcc32 keisan1.c と入力しEnterキーを押します。入力ミスがなければ,コンパイルとリンク*4が行われ実行可能なファイル「keisan1.exe」が作成されます。
リスト1●1+ 1を計算し,答えを表示するプログラム
うまくコンパイルできたら,実行してみましょう。 keisan1 と入力し,Enterキーを押して,作ったプログラムを実行します。実行すると,画面に 1 足す 1 は 2 と表示されます(図1)。 ここまでできた方は前回の内容が身についています。そうでない方は前回の本連載,今回の注釈,リスト1をよく読んで,間違ったことをしていないかをじっくり確認し,正しく実行できるようにしてください。
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