ITエンジニアにとって文書作成技術は欠かせません。日常のメールのやりとりにはじまり、要件定義書、機能仕様書、企画の提案書など、上司やチーム、顧客などに対して、文章でコミュニケーションをとる機会がとても多いからです。

 本連載では、論理的にわかりやすい文章を書く「ロジカル・ライティング」のノウハウを伝授します。ITエンジニアが日常的に用いるであろう文章を例に使い、どこが悪くてどう直せばいいのかといったポイントをわかりやすく解説します。実践すれば、誰でもすぐにわかりやすい文書が書けるようになるはずです。

連載目次

●オリエンテーション
・ITエンジニアにとって「書く技術」とは?

●文書の全体構成を組み立てられるようにする
・内容を大きく分けて項目を立てる
・適切な順番で項目を並べる
・話の階層をそろえる

●文章表現の基本ルールをマスターする
・主語と述語を対応させる
・修飾語と被修飾語をはっきりさせる
・接続詞を効果的に使う
・語尾を統一する
・一文を短くする
・一文一義にする

●目的に応じた文書を作る実践力を身に付ける

※連載内容と公開日は変更する可能性があります。ご了承下さい。
安田 正(やすだ ただし)
パンネーションズ・コンサルティング・グループ
安田 正(やすだ ただし) 法人向けの研修を企画・実施する株式会社パンネーションズ・コンサルティング・グループの代表取締役。ロジカル・ライティング、ロジカル・コミュニケーション、交渉などの領域で、自ら講師としても活躍。2008年より早稲田大学理工学術院非常勤講師。著書に「誰でも論理的に書ける ロジカル・ライティング」、「なるほどナットク!ビジネス文書の達人になるためのQ&A41」など。