「ゲール君,話題の映画を手に入れたぞ」
「フィルムですか?」
「何を言う,今の時代に。それに36mmフィルムじゃ,映写機もスクリーンも手に入らないじゃないか」
「あら,先生ならどうにかなるんじゃないかと?」
「そりゃあ,昔は商社みたいな仕事をしていたから『薬と女以外なら何でも手配します』みたいなことは言っておったが」
「その話,長くなります?」
「そうさなぁ・・・」
「もういいです。で,フィルムじゃないとしたら?」
「ブルーレイじゃよ,ブルーレイディスク」
「あれ?先生,プレーヤー持ってましたっけ?」
「あ!」
「それじゃあ,観られないじゃないですか」
「こりゃあ,いかん!プレーヤーを買いに行かなければ」
「その前に仕事です」
「やっぱり?」
「お待ちの患者さん,ど~ぞ~」
「先生,今回は難問の匂いがします」
「どうしてじゃ?」
「だって,『機能を付加する』って,そんな雰囲気じゃないですか。APIを使うとか,アセンブラーで関数を作るとか」
「なるほど,言葉の雰囲気を読み取ったのじゃな?」
「じゃあ,やっぱり難問なんですね?」
「そうじゃなぁ,方法論としてはいろいろあるが,今回はヘルプファイルを使ってみよう」
「ヘルプファイルですか?あの[ヘルプ]ボタンをクリックしたら表示される?」
「その通りじゃ,さすがわしの助手を長年してきただけのことはある。勘が鋭いのぅ」
「いや~,それほどでも。で,その方法は?」
「うむ,メッセージボックスの引数に,表示するボタンを決定する引数があるのは知っておるな?」
「はい,第二引数です」
「うむ,その第二引数にvbMsgBoxHelpButtonを加算すると,メッセージボックスに[ヘルプ]ボタンが表示されるんじゃ」
「あら~,そんな機能があったとは露知らず」
「百聞は一見にしかず。試してみたまえ」
「百見は一触にしかず。では,早速。ちちんぷいぷいのえい!」