マイクロソフトの次期クライアントOSである「Windows 7」のRC(Release Candidate,製品候補)版が,一般向けに公開されて1週間が過ぎた。読者の中にも,早速ダウンロードした方もいるのではないだろうか。筆者は,これまで1月に公開されたWindows 7のベータ版をパナソニックのレッツノートCF-R5にインストールしてレビューしてきた。これをRC版に載せ替えて再びレビューしていくことにしよう。参考までに,今回のレビューに使うマシンのスペックを改めて紹介しておく。

CPU インテル Core Solo U1300(1.06GHz)
チップセット 945GMS Express
メモリー 1Gバイト
ハードディスク 160Gバイト(オリジナルの60Gバイトから交換)
ディスプレイ 10.4インチ型XGA(1024×768ドット)

 ちなみに,マイクロソフトがRC版の公開に合わせて明らかにしたWindows 7のシステム要件は以下のようになっている。

CPU 1GHz以上の32ビット(x86)または64ビット(x64)プロセッサ
メモリー 1Gバイト以上(32ビット)または2Gバイト以上(64ビット)
ハードディスク 16Gバイト以上(32ビット)または20Gバイト以上(64ビット)
ディスプレイ WDDM 1.0以上のドライバで動作するDirectX 9対応グラフィック・デバイス

 これを見る限り,筆者の使っている環境はWindows 7を動かすには最低限のスペックといえる。だが,ベータ版はこれでもソコソコ動いてくれた。これがRC版になって速度的な変化があったかというのが気になるところだった。インストールして使ってみた実感を言うと,「何も変わらなかった」というのが正直なところだ。