グリーンITは,すでに“実践期”に入った。ITを活用し,ビジネスモデルや業務プロセスを大きく変革することで,ビジネスの成長と環境負荷の低減を同時に実現する取り組みが,全国で始まっている。この連載では,そうしたグリーンITプロジェクトの事例を紹介していく。

 多くの事例は,当初から環境負荷低減を目的にスタートしたわけではない。ビジネスを革新しようとしたら,結果的に環境にも良かったというケースがほとんどだ。だからこそ,取り組みをモデルケースとして,自社のビジネスの改善に役立てて欲しい。「こうすれば,当社の取り組みも環境負荷を減らせるのでは?」と,何かヒントをつかめるはずだ。意識するとしないとで,結果が大きく違ってくるのが「環境」なのだから。