写真●シトリックス・システムズ・ジャパン 大古 俊輔 取締役会長
写真●シトリックス・システムズ・ジャパン 大古 俊輔 取締役会長

 シトリックス・システムズ・ジャパンは今年3月、サーバー仮想化ソフト「Citrix XenServer」を無償化した。この理由について、大古俊輔取締役会長は、「サーバーの仮想化ソフトを提供することが、当社の付加価値ではないからだ」と明言する。

 同氏は「サーバーの仮想化が進めば、次はクライアントPC環境の仮想化が課題になる。ここにビジネス機会があるはずだ」と期待する。今後は、クライアントPC環境を仮想化する機能を備えたソフト「Citrix XenDesktop」などの販売を強化する。「初期導入費用を抑えた仮想化ソリューションとして、競合と差異化を図っていく」。大古会長はこう決意を語る。