日本では1000円高速が大渋滞の5月5日。マイクロソフトは,Windows 7のリリース候補である「RC(Release Candidate)版」を一般公開した。ベータ版の公開が今年の1月だから,それから4カ月しか経っていない。マイクロソフトが製品をリリースするに当たって,これまでならベータ1,ベータ2,RCといったバージョンを順に公開することが多かった(場合によっては,ベータ3やRC1,RC2といったバージョンが公開されることもある)。今回のWindows 7でベータ版の次にRCを提供したということから,開発中のWindows 7が安定していることが伺える。
ならば,今回のRC版は単にベータ版のバグを修正しただけかといえばさにあらず。いくつか新機能が追加され,細かい修正も施されている様子だ。筆者も,はやる気持ちを抑えつつ,公開されたRC版を早速インストールしてみた。
ダウンロードにはWindows Live IDが必要
筆者あてにマイクロソフトから「Windows 7 RCへようこそ」というメールが届いたのは5月6日である(図1)。マイクロソフトからこのようなメールを届いたのは,筆者がすでにWindows 7のベータ版を入手していたからだ。ベータ版のダウンロードに必要となるWindows Live IDに登録したメール・アドレスに,こうしたメールを送信してきたのである。今回のRC版も同様にダウンロードにはWindows Live IDが必要になる。
マイクロソフトから届いた「Windows 7 RCへようこそ」のメールには,RC版のダウンロード先へのリンクがあり,このメールがあればダウンロード・サイトを改めて探す必要はない。このリンクをクリックすると,Windows 7のRC版をダウンロードするトップページが表示される(図2)。このページからRC版のダウンロードが可能である。なお,メールに記されていたリンクは英語版のダウンロード・ページだったが,5月7日に日本語のダウンロード・ページが公開されたので,その情報で紹介する。
表示されたページを下のほうにスクロールすると「ダウンロード」という場所がある(図3)。その中に「32ビット版のダウンロード」と「64ビット版のダウンロード」という2種類のドロップダウン・リストがあり,対象の言語が選択できる。目的のバージョンについて,リストの中から言語を選択して「GO」ボタンをクリックする。ダウンロードできるエディションは,ベータ版の時と同じUltimateエディションになる。
今回は,32ビットの「日本語」を選択してダウンロードした。 すると,先ほど説明したWindows Live へのサインインを求められる(図4)。まだIDを取得していない人は,この画面にある「今すぐ登録する」のリンクから新たにWindows Live IDを取得してからサインインする。