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モバイルが企業のリアルタイム化を加速

第3回 入出力を多様化するBluetooth(前編)

Enterprise Platform編集 2009/04/22 日経コンピュータ
出典:日経コンピュータ 2009年1月15日号pp.126-128
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)
目次一覧

 インターネット接続機能を持つことが当たり前のようになっている携帯電話。その携帯電話が、他の機器との通信手段として搭載するのが、近距離無線規格の一つ「Bluetooth」だ。携帯電話経由でデータをシステムとやり取りする際の、入出力手段の選択肢が増えるため、現場の操作性を高められる。

 運送業および小売り・サービス業などにおけるルートセールス分野では、スマートフォンや携帯電話をインターネット端末として利用する、モバイル型業務システムの構築が広がっている。インターネット経由で、在庫確認や発注指示、スケジュールやドキュメントの閲覧ができるため、よりリアルタイムな顧客対応が可能になってきた。

 こうしたモバイルシステムの実現を可能にしているのが、アプリケーションの実行機能と近距離無線規格のBlue-tooth機能を搭載する携帯電話である。これら機能を持たない初期の携帯電話では、入出力操作に簡便性が欠けるなど、現場の使い勝手が悪かった。

現場のデータ収集をリアルタイムに

 図1は、Bluetooth機能を持つ携帯電話を活用した、運輸会社の荷物配送・追跡管理システムの概略である。現場の“生データ”が次のように利用されている。

図1●携帯電話が持つBluetooth機能を使った荷物情報管理システムの例
現場の“生データ”を容易に収集することが顧客サービスの向上につながる
[画像のクリックで拡大表示]

(1)顧客から荷物を受け取ると、伝票上にバーコード表示されている荷物番号などをハンディターミナルで読み取り、一時蓄積する。同時に荷物サイズと受取人の郵便番号を入力する。これらのデータは、Bluetooth通信によりハンディプリンタに送信され、荷物に貼る送付先地域ラベルと現金受領時の領収書を印刷する。

 クレジット払いの場合は、ハンディターミナルがBluetooth接続した携帯電話経由でカード会社と通信。与信情報を確認し、カード払い伝票をハンディプリンタで印刷する。

(2)ハンディターミナルは荷物番号と送付地域コードを、Bluetooth接続した携帯電話を介して、一定時間ごとに荷物管理サーバーへ送信する

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