■「UnplugDrive」と「HotSwap!」はUSBデバイスやSATAデバイスを簡単に取り外したいときに使用するツールである。
■UnplugDriveをインストールすると,エクスプローラ上でドライブ・アイコンを右クリックすると「停止」メニューが表示されるようになり,目的のデバイスを確実に停止できる。
■HotSwap!は,最近増えてきているSATA/eSATA外付けドライブを,USBデバイスのように簡単に取り外したいときに便利である。

■ソフト名 UnplugDrive(バージョン0.3.2)
2000 XP vista
日本語
■作者名 山本幸一氏
■URL http://homepage3.nifty.com/yamakox/
■ファイル UNDRV032.EXE(139,327バイト)
■対応OS Windows 2000/XP/Vista(ただし,VistaにはUnplugDriveに相当する機能が標準で準備されているため,Vista向けは今後のバージョンアップしないとのコメントがある)
■価格 無料
■評価
(5段階)
★★★★☆

■ソフト名 HotSwap!(バージョン4.5.00)
XP 2003 vista
日本語
■作者名 KaaKoon氏
■URL http://mysite.verizon.net/kaakoon/
■ファイル HotSwap! 4.5.0.0.ZIP(85,452バイト)
■対応OS Windows XP/2003/Vista(Windows 2000向けはHotSwap!のバージョン3.0.0.0以降はサポートされなくなった。そのため,Windows 2000用としては,Version 2.0.0.0を使用してほしいとのただし書きがある)
■価格 無料
■評価
(5段階)
★★★★☆

 USBメモリーや外付けハードディスクなどのUSBデバイスを取り外すときには,通常はWindowsの通知領域に常駐している「ハードウエアの安全な取り外し」アイコンをクリックするか,右クリックして表示されるポップアップ・メニュー(図1)から,目的のデバイスを選択して「停止」ボタンをクリックする。だが,接続しているUSBデバイスの数が多い場合には,表示されるメニュー項目が多くなり,うっかりすると目的のデバイス以外のものを停止させてしまったりするミスも誘発しかねない。エクスプローラなどの画面から,簡単に停止(取り外し)の操作ができるツールがあれば,簡単かつ確実に停止(取り外し)することができるはずだ。

図1●Windows標準の「ハードウエアの安全な取り外し」で表示されるメニュー
図1●Windows標準の「ハードウエアの安全な取り外し」で表示されるメニュー
画面下部の「デバイスコンポーネントを表示する」にチェックマークを入れておけば,デバイス名やドライブ名が表示されるので,デバイスの選択が容易になる。とはいえ,デバイスの数が多くなると,選択に迷うケースもでてくるだろう。

 一方,最近多くなってきているSATA(Serial ATA)ドライブや,eSATA(external Serial ATA)と呼ばれるインタフェースを利用したCD/DVDドライブなどの外付けデバイスも普及してきている。これらの記憶装置を利用しているユーザーも多いだろう。このSATAやeSATAインタフェースに接続されているデバイスを,USBデバイスのように「ハードウエアの安全な取り外し」を使用して簡単に取り外す手段は,残念ながらWindows標準ツールには存在していない。

 今回は,USBデバイスをより確実に停止させるためのツール「UnplugDrive」と,SATAデバイスを簡単に停止させることができるツール「HotSwap!」を併せて紹介する。