写真●VASCO Data Security Japan 相原 敬雄 日本ディレクター
写真●VASCO Data Security Japan 相原 敬雄 日本ディレクター

 「ユーザー管理ではID/パスワードを使う手法が主流になっているが、社員に大きな負担を強いる」と指摘するのは、米VASCO Data Securityの相原敬雄・日本ディレクターである。

 社員はID/パスワードを自分で覚えなければならないし、何度もパスワードを変更しなければならい。「こうした手間をかけなければ一定のセキュリティ水準を維持できないのが、ID/パスワードの限界だ」と言う。

 VASCOが提案する解決策が、トークンを使う手法である。RSAセキュリティ製品の知名度が高い商材だが、相原氏は「世界規模の出荷実績は当社が2倍以上だ」と強調する。

 国内市場には2008年6月に参入したばかりのVASCOだが、まずは今年3月末までに5社のパートナー企業を確定し、追撃態勢を整えていく。