1人1台が当たり前になったクライアントパソコン。社内にあふれかえるサーバー。電気代もばかにならない。「パソコンの電源をつけっぱなし、サーバーも24時間365日稼働という企業は少なくない」(PCの節電サービスを手がけるネットチャート)。

 クライアントパソコンなら1台当たり年間数千円の節約が可能だ。1日10時間、年300日動かしていたパソコンを、アイドル時はスリープモードに移行するよう設定し、退社時には必ず電源を切るようにしたと仮定しよう。消費電力168Wのパソコンなら年4000円を削減できる計算になる。

 Active Directoryを導入している企業なら、設定を統一するのは簡単だ。パソコン1000台なら削減額は年400万円。やらない手はない。

 消費電力が大きいサーバーは節電の効果も大きい。業務システムを利用しない休日に、消費電力300Wのサーバーを止めたとすると1年で約2万円が節約できる。

図●電源をこまめに切れば電気代を節約できる<br>(1kWhあたりの料金は22円とした)
図●電源をこまめに切れば電気代を節約できる
(1kWhあたりの料金は22円とした)
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