マイクロソフトから,次期Windowsである「Windows 7」のベータ版が公開された(関連記事)。マイクロソフトからベータ版のテストに参加する人を募集するメールを受け取った人も多いだろう(図1)。2008年10月末に開催されたPDC(Professional Developers Conference) 2008」で「ベータ版を2009年早くに公開する」(米MicrosoftでWindows and Windows Live Engineering Group担当の副社長を務めるSteven Sinofsky氏)としていたが(関連記事),その約束通り1月前半という早い時期での公開となった。PDC 2008のときに配布されたプレベータ版は英語版のみだったが,今回公開されたベータ版には日本語版も含まれている。ITpro編集部では公開された日本語版を早速入手してインストールしてみた。
Microsoftのサイトにログインしてプロダクト・キーを入手
ベータ版を入手するには,まずマイクロソフトが開設したWindows 7ベータ版のダウンロード・ページにアクセスする(図2,該当サイト)。このWebページの下の方に「Windows 7 ベータ版日本語版のダウンロード」というところがあり,そこに「32ビット バージョンのダウンロード」と「64ビット バージョンのダウンロード」という2種類のリンクがある(図3)。ここから自分の環境にあったバージョンを選べばよい。今回は32ビット版をダウンロードした。
このリンクをクリックすると,Windows Live IDを使ったログイン(サイトでは「サインイン」と呼んでいる)を求められる(図4)。Windows Live IDとは,マイクロソフトのサイトで認証が必要な部分にアクセスするときに利用するユーザー情報である。日常利用しているメール・アドレスをそのまま登録しても,MSN MessengerやMSN Hotmailなどマイクロソフトが提供する無料のメール・アドレスを新たに取得してもよい。すでにWindows Live IDを登録したことのある人ならそのIDを使ってログオンすればよいし,まだ取得したことのない人ならこの画面にある「今すぐ登録する」のリンクから新たにLive IDを取得あるいは登録してログオンすればよいだろう。
ログインすると,個人情報の登録が求められる(図5)。ここで登録が求められるのは,名前,メール・アドレス,国名,自分の立場(ITプロフェッショナルや開発者など),使用しているOSといった簡単なもの。この登録が済むと,メール・アドレスの確認などを経て,Windows 7のプロダクト・キーが発行される(図6)。このプロダクト・キーはWindows 7をインストールする際に必要なので忘れないようにメモしておこう。この画面の下にある「今すぐダウンロード」のボタンをクリックするとベータ版がダウンロードされる。