■問1 選択問題 以下は,IPv6を説明した文章である。空欄[ a ]~[ d ]に当てはまる字句を選択肢から選べ。

IPv6とはIPv4の後継となるIP(インターネット・プロトコル)であり,IPv4に比べて大量の[ a ]がとれるのが最 大の特徴である。IPv6でのIPアドレスのビット長は[ b ]ビット,基本ヘッダーのビット長は[ c ]ビットとなる。 IPv6において一般的な通信で使うアドレスをグローバル・ユニキャスト・アドレスと言う。グローバル・ユニキャスト・ アドレスは,[ d ]とインタフェースIDから構成される。[ d ]はISPから配布されるしくみになっている。

選択肢 [ a ] [ b ] [ c ] [ d ]
MACアドレス
IPアドレス
32
64
128
256
320
384
512
プレフィックス
フィックスID

■問2 以下の図は,4種類あるIPv6アドレスのうちグローバル・ユニキャスト・アドレスを除く3種類について示したものである。図中の[a]~[d]に入れる適切な字句を選択肢から選べ。

図●問2
図●問2
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選択肢 [ a ]   選択肢 [ b ]
リンクローカル・マルチキャスト・
アドレス
0
リンクローカル・エニーキャスト・
アドレス
1
リンクローカル・ユニキャスト・
アドレス
F
グローバル・マルチキャスト・
アドレス
E
 
選択肢 [ c ]   選択肢 [ d ]
サブネットID グローバル・アドレスを持たない端末
サブネット・プレフィックス グループ内の一番近い端末
グループID グループ内のIPv4端末
グループ・プレフィックス サブネットIDが一番近い端末

■問3 グローバル・ユニキャスト・アドレスの先頭部分には,二つの値が入る。それぞれの名称と役割を正しく記述したものを選べ。

グローバル・ルーティング・プレフィックスとインタフェースID。前者はIPアドレスを管理する国際的な組織がISPに割り振る値で,ユーザーが利用するサイト(ネットワーク)に対応する。後者はIPv4アドレスのホスト部にあたり,ネットワーク内でのLANカードを示す。
グローバル・ルーティング・プレフィックスとサブネットID。前者はIPアドレスを管理する国際的な組織がISPに割り振る値で,ユーザーが利用するサイト(ネットワーク)に対応する。後者はグローバル・ルーティング・プレフィックスが示すサイトでサブネットを識別する。
プレフィックスとインタフェースID。前者はIPv4アドレスのネットワーク部にあたり,インターネット上でのネットワークの位置を示す。後者はIPv4アドレスのホスト部にあたり,ネットワーク内でのLANカードを示す。
プレフィックスとサブネットID。前者はIPv4アドレスのネットワーク部にあたり,インターネット上でのネットワークの位置を示す。後者はグローバル・ルーティング・プレフィックスが示すサイトでサブネットを識別する。

■問4 IPv6では,IPv4互換アドレスやIPv4射影アドレスが定義されている。その理由として最もふさわしいものを選べ。

IPv6ネットワークが一時的に利用できなくなったときに切り替えるため
IPv4端末が一時的に利用できなくなったときに切り替えるため
既存のIPv4ネットワークとの間で通信ができるようにするため
利用されなくなったIPv4ネットワークを一時的に利用するため


【まとめ--IPv6のしくみ】

図●まとめ--IPv6のしくみ
図●まとめ--IPv6のしくみ
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まずは修了テストを受けてみましょう。そして間違ったところを確認しましょう。