2008年を振り返る,「この製品サービスがすごい!」
ユニークな存在感が魅力的な製品群6位以下は,「え,こんな製品があるのか」というユニークな企画を手短に紹介する。 まず紹介したいのは,電話サービスをインターネット経由で利用できるようにするSaaS(Software as a Service)である(第6位: 関連記事)。ファクス装置やISDN回線などを持っていないユーザーでも,インターネット環境さえあれば,ファクスを送信できてしまう。まさに,Skype-OutのFAX版のような位置付けと言える。 ファクスつながりで,プリンタ印刷におけるトナーを節約するソフトも発想が豊かだ(第7位: 関連記事)。印刷ドットを間引くことにより,トナー/インク消費を最大で50%節約できる。言われてみれば普通のことのような気がするが,こうしたソフトは珍しい。「なるほど」と感心してしまう人が多いのではないか。 組み込み系では,米Solidcore Systemsのハードニング・ソフトもユニークだ(第8位: 関連記事)。ハードニングとは,事前に実行を許可したプログラムに限って実行可能とすることで,不正なプログラム・コードの実行を防止する仕組みを指す。組み込みなど,OSにパッチを当てずに運用し続ける用途に適した方法であり,需要からくる必然としての商品企画に,ただひたすら感心してしまう。 Linux分野の組み込み系にも,興味深い商品企画がある。パソコン用のATX電源にLinuxサーバーを組み込んだニプロンの事例だ(第9位: 関連記事)。電源ユニットの稼働状況を常時監視し,異常があればSNMPエージェントなどを介して電源を利用しているコンピュータに通知する。システムがダウンしていたら,電源を入れ直す運用も可能。電源もインテリジェンスを持つ時代になったということであり,実に感慨深い。 Webアプリケーション・サーバー(APサーバー)上で動作する,Webアプリケーション・ファイアウォール(WAF)・ソフトというのも,今までになかった企画だと思う(第10位: 関連記事)。動作形態として,Java Servletのフィルタ(javax.servlet.Filterインタフェース)やISAPIフィルタなど,APサーバーが備えるHTTPリクエストのフィルタ機能を利用している。 最後に11位として,ユニークなエッジ・スイッチ製品を紹介したい。このスイッチは,アクセスしてくるパソコンのIPアドレスが,確かにDHCPサーバーから動的に割り振られたものかどうかを調べる機能を備えている(第11位: 関連記事)。パソコン側でIPアドレスを固定的に設定しても,ネットワークを利用できないというわけだ。 |