まずは,Windows Server 2008におけるタスク・スケジューラの利用方法を確認しておこう。Windows Server 2003までのタスク機能はコントロール・パネルから起動して利用していた。だが,Windows Server 2008のタスク・スケジューラは,スタート・メニューの管理ツールの中から実行する(図2-1)。Windows Server 2008でタスク・スケジューラを起動すると,図2-2のようなトップ画面が表示される。
タスク・スケジューラ上でフォルダを作ってタスクを管理できる
図2-2に示したタスク・スケジューラのトップ画面では,一定期間内のタスクの実行結果や,現在設定が有効になっているタスクを確認できる。また,フォルダを作って関連するタスク群を管理するライブラリ機能も利用できる(図2-3)。
タスクを新規で作成する場合は,タスク・スケジューラのトップ画面の左側ペインからタスク・スケジューラ・フォルダを展開し,タスクを保存したいフォルダを右クリックして「基本タスクの作成」を選択する。または,トップ画面の右側ペインにある「基本タスクの作成」というメニューを選択してもよい。この右側ペインにあるメニューから新規作成したタスクは,タスク・スケジューラ・ライブラリ・フォルダの直下に保存される。この2つの新規作成手順の間には,右側のペインから「タスクの作成」を選択したほうが,より細かな条件まで設定できるといった違いがある。
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