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とん挫しない改善活動の進め方成功つかむ四つのステップ 納得感の醸成と図解がカギ
出典:日経SYSTEMS 2007年4月号
pp.23-29
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります) 改善には「王道」と言える四つのステップがある。これを一つずつ着実に踏むことが確実な成果につながる。改善活動の進め方について基本から解説する。 「手戻りを減らしたい」「利用部門の満足度を高めたい」「チーム内のコミュニケーションを円滑にしたい」。ITエンジニアなら誰しも,現場の業務に関してこうした問題意識をいくつも持っているだろう。そのため本来,改善活動のテーマに事欠くことはない。 しかしチームで改善活動に取り組み始めると,たとえ意欲があったとしても,数カ月ももたずにとん挫するケースが少なくない。それは例えばこんな具合だ。 マネージャがある日突然,「うちのチームでも改善活動をやるぞ」と言い出す。そのときたまたま話題になっていた品質の問題に対して,あるメンバーがテスト・ツールの導入を提案。チームでそれを使うことにした。ところが使っても成果が上がった気がしない。ほかのメンバーが提案した対策をやってみたが結果は同じ。そして,それ以上どうすればよいのか誰も分からなくなる──。 実はこれ,改善活動がとん挫する典型的なパターンである。改善活動のコンサルタントである市川享司氏はこう指摘する。「メンバーの誰かが考えついた対策をとにかく実行してみるというやり方では,改善活動は長く続かず,現場の根深い問題は解決できない」。 では,どうすればよいのか。それは,改善活動の「王道」と言える手順を踏んで,一歩ずつ着実に進めることである。その手順は,(1)改善テーマの選定,(2)問題の明確化と目標設定,(3)根本原因の分析と対策立案,(4)対策の実行,効果測定,定着――という四つのステップで構成される(図1)。以下で四つのステップに沿って,改善活動を進めるうえで注意すべきポイントや,それを乗り越える現場の工夫を紹介していく。 ステップ(1) 改善テーマの選定
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