図14●消費電力の測定には、サンワサプライの「ワットチェッカー(TAP-TST5)」を利用した。本体の電源プラグをコンセントに挿し込んだ後、測定したい機器の電源プラブを本体前面のコンセントに挿し込めば、1秒間隔で消費電力を表示する
図14【ワットチェッカーで実際の消費電力を計測する】
消費電力の測定には、サンワサプライの「ワットチェッカー(TAP-TST5)」を利用した。本体の電源プラグをコンセントに挿し込んだ後、測定したい機器の電源プラブを本体前面のコンセントに挿し込めば、1秒間隔で消費電力を表示する
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 前回は、パソコンの消費電力をカタログ値で比較した。では、実際に消費電力はどれくらいなのだろうか?「ワットチェッカー」(サンワサプライ、実売価格は約8000円)という簡易電力計で測ってみた(図14)。

 電源コンセントにワットチェッカー背面の電源プラグを挿し込み、電気製品の電源ケーブルをワットチェッカー前面の電源コンセントに挿し込むことで、電源ケーブルを経由した消費電力を測る仕組みだ。

 今回テストに使用したパソコンは図15の通り。Windows Vista搭載の最新携帯ノート「Letfs note LIGHT CF-W7DWJAJR」(以下、Vistaノート)と、Windows XPを搭載した旧式(2004年発売)の液晶分離型デスクトップ「Endeavor AT200」(以下、XPデスクトップ)の2台だ。カタログ上の消費電力とCPUなどの仕様も図15に示した。

図15●2008年夏モデルの最新携帯ノートと、2004年に発売された旧式のデスクトップで各種のテストを行った。本記事では前者を「Vistaノート」、後者を「XPデスクトップ」と呼ぶことにする
図15【今回テストで使用したノートとデスクトップの消費電力と主な仕様】
2008年夏モデルの最新携帯ノートと、2004年に発売された旧式のデスクトップで各種のテストを行った。本記事では前者を「Vistaノート」、後者を「XPデスクトップ」と呼ぶことにする
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 まず、起動している標準状態と、スタンバイ/スリープ状態、休止状態、電源オフ(シャットダウン)状態での消費電力を測った。XPデスクトップには外付け液晶ディスプレイの消費電力は含まない。また、Vistaノートはバッテリー充電の消費電力を除いて測定するため、バッテリーを外してAC電源駆動で計測した。