前回は、パソコンの消費電力をカタログ値で比較した。では、実際に消費電力はどれくらいなのだろうか?「ワットチェッカー」(サンワサプライ、実売価格は約8000円)という簡易電力計で測ってみた(図14)。
電源コンセントにワットチェッカー背面の電源プラグを挿し込み、電気製品の電源ケーブルをワットチェッカー前面の電源コンセントに挿し込むことで、電源ケーブルを経由した消費電力を測る仕組みだ。
今回テストに使用したパソコンは図15の通り。Windows Vista搭載の最新携帯ノート「Letfs note LIGHT CF-W7DWJAJR」(以下、Vistaノート)と、Windows XPを搭載した旧式(2004年発売)の液晶分離型デスクトップ「Endeavor AT200」(以下、XPデスクトップ)の2台だ。カタログ上の消費電力とCPUなどの仕様も図15に示した。
まず、起動している標準状態と、スタンバイ/スリープ状態、休止状態、電源オフ(シャットダウン)状態での消費電力を測った。XPデスクトップには外付け液晶ディスプレイの消費電力は含まない。また、Vistaノートはバッテリー充電の消費電力を除いて測定するため、バッテリーを外してAC電源駆動で計測した。