写真●富士通ビジネスシステム 鈴木國明 社長
写真●富士通ビジネスシステム 鈴木國明 社長

 「2009年度からの中期経営計画では、営業利益率5%超を目標に掲げる予定だ」。2009年3月期中間期決算説明会で、富士通ビジネスシステム(FJB)の鈴木國明社長はこう宣言した。

 FJBにとって、2008年度は2006年度からの3カ年中期経営計画の最終年度。当初計画の売上高1870億円という目標には到達しそうにないが、営業利益率は目標値を0.1%下回る2.9%になる見込みだという。

 同社にとって長年、課題だった「ハード事業への依存体質からの脱却」が進んでいることが奏功しているという。「景気が悪化する中でも、今のところ何とか影響を最小限に食い止めることができている。厳しい状況の今こそ、事業構造の改革スピードを高め、営業利益率を改善していかなければならない」。鈴木社長はこう言って気を引き締める。