■NetShareWatcherは,ネットワーク上にある任意のコンピュータ,または共有フォルダのアクセスをリアルタイムで監視するシェアウエアである。共有フォルダに接続しているセッションの状況や,アクセスの対象となっているフォルダやファイルも簡単に確認できる。
■対象として設定した共有フォルダを常時監視し,アクセス権など,共有フォルダの設定に変化があった際にメールなどで連絡,または処置をとってくれるツールとして手軽に利用できる。

■ソフト名 NetShareWatcher(バージョン1.4.9.0)
MENT2000xpvista
英語
■開発 Nsasoft社
■URL http://www.nsauditor.com/
■ファイル NetShareWatcher_setup.exe(1,219,184バイト)
■対応OS Windows 2000/XP/2003/Vista
■価格 $28.50
■評価
(5段階)
★★★☆

 ネットワークの管理者にとって,ネットワーク共有フォルダの状態を把握することは非常に重要だ。たとえば,共有フォルダのアクセス権の設定に変化がないか,いつの間にか勝手に共有フォルダが作成されていないか,といったセキュリティに関連する変化については,,管理者としては常にチェックしておきたいところだ。だが,日常的な運用管理業務に忙殺されている管理者にとっては,いちいちエクスプローラや管理ツールを開いたり,サーバーの前に行ったりするのは面倒である。できれば,このような重要な変化が発生したかどうかをリアルタイムに判別できるツールがあれば便利だ。

 今回紹介する「NetShareWatcher」は,このような管理者のニーズに応えるネットワーク管理用のシェアウエアである。ネットワーク上の指定したコンピュータ上にある共有フォルダおよび共有フォルダに設定されたアクセス権を監視し,なんらかの変化があった際にリアルタイムでレポートを作成して管理者に警告をもたらしてくれる。そのほか,不自然な形で作成された共有フォルダは,発見次第その共有を無効化するといった機能をもっている。英語版のツールだが,画面構成がシンプルでわかりやすく,また日本語のフォルダ名もきちんと表示されるので,問題なく使うことができるだろう。