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[データセンターの熱管理編]サーバーの背面にケーブルを垂らしてはいけない

2008/11/26

 データセンターのラックに設置するサーバーは,ラックマウント型サーバーの薄型化やブレード・サーバーの登場で,1ラック当たりに搭載するサーバー台数が増加している。それに比例して,ケーブルの本数も相当な量になっている。仮に高さが42Uのラックに1Uのサーバーをすべて設置すると,少なくとも各サーバーに電源ケーブル,ネットワーク・ケーブル,ストレージ接続用ケーブルの3本があるので,100本を軽く超える計算になる。実際にはそこまでの多くないまでも,冗長用のケーブルも多数あるため,似たような状況に陥っていることは多いだろう。

 ケーブルが多くなると,熱の問題が出てくる。多数のケーブルがサーバーの排気口を塞いでしまうからだ(写真)。背面から熱気を排出できなくなるので,サーバーは空気の循環が行えず,熱による障害につながる可能性が高まる。サーバーの背面にケーブルを垂らしてはいけないのである。

写真●ケーブルが排気口を塞いでいるラック(左)と塞いでいないラック(右)
[画像のクリックで拡大表示]

 しかし,必要があって使っているケーブルを減らすことはできない。その場合の対処方法が,十分な奥行きのあるラックを選ぶことだ。奥行きがあれば,そのスペースを使って,ケーブルがサーバーの排気口をふさがないように横にまとめるといったことができる。

 一般的に奥行き900mmのラックが多いが,現在の薄型で奥行きのあるサーバーのケーブル・スペースを十分確保するのは難しくなっている。最近では奥行きが1070mmや1200mmといったラックもあるので,ケーブル・スペースが少ない場合はこれらを利用するのも有効である。

エーピーシー・ジャパン(APC) ソリューション事業部 セールスエンジニアリング/ビジネスデベロップメント
 UPSや冷却装置,ラック,環境監視システムを提供するAPCにおいて,データセンターで利用する製品の提案や設計,販売を推進している事業部。ラックの設置や運用ノウハウを持ったメンバーが多く所属している

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