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“仮想化”は取り残されたPCI DSSの改訂について要件ごとに解説する。改訂内容に関しては,逐条解説が行われ,都度,参加者からの質問に答える形で進められた。非常に熱心な質問が相次ぐ中,筆者の関心は,仮想化環境の境界にあった。例えば,QSA監査のスコープ(監査対象領域)として,どのように境界を認識すればよいかという点だ。 今回得られた回答は,論理構成で判断するというものだった。仮想化環境のセキュリティ確保や監査上の扱いについては,PCI DSSに限らず,コンプライアンスに関連する法律やガイドラインでも触れられていない最新の課題である。今回の改訂でも取り残された課題と見てよいようだ。 以下,要件ごとに改訂の内容を解説する。 ■目的1:安全なネットワークの構築・維持
・すべての要求事項がファイアウォールとルーターの双方に適用されるよう,表現を明確化した。
・要求事項が適用される無線環境を「カード会員データ環境に接続」または「カード会員データを伝送する環境」と明確化した。 ■目的2:カード会員データの保護
・「カード番号(PAN)」と「強力な暗号化(strong cryptography)」のような用語に関して,用語の一貫的な使用を強化した。
・無線機器は,IEEE 802.11i規格を実装していなければならないとした。
>>■目的3:脆弱性を管理するプログラムの整備
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