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従量課金

2008/11/28
中田 敦=日経コンピュータ
出典:ITpro Magazine Vol.2  p.64
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

 Amazon EC2,Amazon S3,Google App EngineといったPaaSでは,アプリケーションが使用したサーバー資源の量に応じて料金を徴収する従量課金システムを採用している。サーバー資源の量とは,プロセッサの使用時間やストレージ容量,ディスク・アクセス回数,データ転送量,Webサーバーのページ・ビューなどである(図3)。

図3●主なプラットフォーム・サービスの課金制度
図3●主なプラットフォーム・サービスの課金制度

 利用者にとってのメリットは,Webアプリケーションを公開する際の初期投資を抑えられる点である。サーバーを購入する従来の方式では,ピーク時の負荷を予測して,それに耐えられるサーバーを用意する必要があった。

 PaaSであれば,負荷が一時的に急増したとしても,負荷に応じてサーバー資源を容易に追加できる。負荷が低下した場合は,サーバー資源の使用量を減らせばよい。

 Amazon EC2の場合,サーバー資源は,サービス利用者が仮想マシン単位で追加する。Amazon S3やGoogle App Engineの場合,サーバー資源の追加はサービス提供者が行うため,利用者側に面倒な作業は一切不要である。

 Webアプリケーションを少額の費用で始められるPaaSは,資本の限られるスタートアップ企業にとって,非常に魅力的なサービスだ。米国ではコミュニケーション・サービスの「twitter」や写真共有サービスの「flickr」(後に米Yahoo!が買収)のようなスタートアップ企業が,起業時にAmazon S3を使用している。

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