マッシュアップとは,インターネット上に公開されている様々なWebサービス(APIが公開されているWebアプリケーションの機能)を組み合わせて,アプリケーションを作ることを指す。Googleの地図サービス「Google Maps」の機能を,Google以外の第三者が自分のWebサイトに組み込んだ上で,自身が持つほかの情報をオーバーレイ表示するのが代表例である。

 近年,GoogleやAmazonなどが公開するWebサービスAPIを,新しいOSと位置付ける認識が広まっている。WindowsのようなOSと同じように,サードパーティ・アプリケーションに対してAPIを公開しているからだ。Googleが公開するAPIは,2008年9月時点で60種類を超えている。

 Yahoo!も,全機能をWebサービスAPIとして公開する。その名称を「Yahoo! Open Strategy」,通称「Y!OS」と呼称しており,「自社のサービスがOSである」とアピールしている。