忙しくてゆっくり食事もできない。休日も仕事に追われている―。そう感じているのは、あなただけかもしれない。調査結果からは、「睡眠時間は約6時間。朝は6時台に起き、朝食を食べてから出社。休日は買い物に行ったり趣味を楽しむ」といった、ごく普通の生活が見えてくる。
就寝・起床時間の世代差は1時間未満
生活パターンの既成概念は「若手は夜型、ベテランは朝型」。だが、調査結果は違った。就寝・起床時間ともに世代間で大きな差は見られなかった。
平均像を見る限り、20代から50代のITパーソンは深夜0時台に就寝し、朝6時台には起床する。ITパーソンは生活時間帯がnonITパーソンに比べて、10～20分だけ後ろにずれている。
通勤時間はITパーソンが平均52分、nonITパーソンが平均42分。いずれも年齢が高くなるほど通勤時間が長くなる。
8割が朝食を食べている40代の半数は「自宅で1人で」夕食
20代のITパーソンの約8割が、朝食を食べている。自宅で「しっかり」と朝食を食べる割合は20代で27 ％を占める。50代（37.5％）との差は約10ポイントだ。
一方、夕食は寂しい。「自宅で1人で」食べるという回答は、20代から40代で最も多く、ピークは40代（49.3％）だ。20代は親と同居する割合が25.8％と高いせいか、自宅で1人で食べる割合が40代や30代を下回った。
若手は「飲み」の誘いを待っている！？
後輩を「飲み」に普段から誘っているだろうか。「どうせ断られる」と思わずに、一声かけてみよう。若手は上司からの誘いを待っているかもしれない。
実はITパーソンのほうがnonITパーソンよりも、上司からの誘いを待っている。例えば20代で「喜んで一緒に飲食に行く」と回答した割合は、nonITパーソンが33.4％であったのに対しITパーソンは44.6％と10ポイント近く上回った。
若手の休日は買い物と家事・洗濯。
ミドルは子供と遊び、ベテランは趣味を楽しむ
休日の過ごし方として、各世代で最も多かったのは「買い物（ショッピング）」だ。
2位以降は世代間の違いが表れる。20代と30代の2位は「掃除・洗濯などの家事」、40代は「子供と遊ぶ」、50代は「スポーツ」だ。仕事で疲れているためか、20代の3位は「寝ている」と寂しい結果となった。
時間やお金に余裕がある50代は、映画・DVD鑑賞やネット閲覧、読書など、様々な趣味を楽しんでいる姿が調査結果から浮かび上がる。
ゴルフ経験は4人に1人 自動車保有率は20代で4割
4人に1人がゴルフを経験済み。ITパーソンのほうがnonITパーソンに比べて若干、経験率が高かった。
自動車の保有率は40代の78.5％がピーク。20代は43.8％が保有している。
