「UTM(統合脅威管理)向けのアプライアンス製品の多くは、価格が高すぎる。パートナー企業は売り込みにくいはずだ。これに対し当社製品の価格は、他社の半分程度に設定している」。チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズの杉山隆弘社長はアピールする。
UTMとはUnified Threat Managementの略で、アンチウイルスや不正侵入防御、Webコンテンツのフィルタリングといった複数のセキュリティ機能を統合的に管理することである。
チェック・ポイントはUTMアプライアンスを大企業だけでなく、中堅・中小企業にも積極的に売り込んでいく方針。「今年11月には、SMB市場に強い大手販売代理店と協業するなど、さまざまな販売強化策を打ち出して新規顧客を開拓していく」。杉山社長はこう意気込む。