総務省が主導するモバイルビジネス研究会は,2007年9月に端末料金と通信料を分離する料金体系の導入を促す報告書を出した。これを受けて,携帯電話事業者が新料金プランを導入。ところが,従来は値下げの原資に使われていた販売奨励金が廃止されたため,端末価格が上がった。割賦販売が浸透し,買い替えサイクルも伸びた。業界内には,2008年の販売台数は前年比で2割減という観測もある。“ケータイ不況”を乗り切る打開策はあるのか。携帯電話事業者や販売代理店のキーマンに今後の展望を聞いた。
番号ポータビリティ導入から2年,携帯の買い換え需要は活性化する
NTTドコモ 執行役員販売部長 須藤章二氏
法人向け携帯電話は“音声のみ”から“モバイルインターネット”へ
ソフトバンクモバイル 営業・マーケティング統括 取締役副社長 富田克一氏
対等合併の新会社で磐石の販売基盤を構築する,海外進出も視野に
ティーガイア 代表取締役社長執行役員 宮崎重則氏
海外端末の台頭で,3年後の携帯業界は様変わりする
ベルパーク 代表取締役社長 西川猛氏
脱キャリア思考で「ケータイソムリエ」のシステムを開発した
もしもん 代表取締役CEO 栗原志功氏