「プロジェクトを成功させるために、大事なものは何か」と聞かれることがあります。私は必ず「顧客も含めた全関係者の一体感を醸せるチームを作ることだ」と答えます。「一体感」があれば、一緒に問題を解決していく雰囲気が醸されやすいのですが、「一体感」がないと、無責任になり、他人の責任ばかり追及するようになるものです。一体感を欠いたプロジェクトの末路は推して知るべしの結果となります。
では、一体感を持つにはどうすればいいのでしょうか。その一つの方法が、「できるだけ早く一緒に問題を解決」することです。人は「一緒に困難を乗り越えた人々」を仲間と認識するものなのです。プロジェクトを成功させるために一体感を作ることを心掛けてほしい。その思いから「て」にはこのフレーズを選びました。