いまや,たいていのアプリケーションはネットワークの利用を前提としている。ネットワークがつながらなければ,業務は滞ってしまう。業務の継続性を確保するには,トラブルに強いネットワークが欠かせない。ネットワークには,目に見えないトラブル要因が無数に潜んでいる。ネットワーク構築の現場でエンジニアが体験した事例を基に,トラブルに強いネットワークを作るためのポイントを紹介しよう。
[冗長化]
WAN接続――冗長化経路の帯域を意識しよう
バックアップ回線――障害発生時の経路把握が不可欠
LAN接続――障害時のVLAN経路を検証せよ
サーバーNIC――カギはNICの負荷分散設定
[ルーター/スイッチ/ファイアウォール]
エンド・ツー・エンドのMTUサイズに注意
安易な変更・増設は禁物,管理情報の共有を徹底しよう