Take1:Microsoft,開発スイート「Visual Studio」の次版を準備

 米Microsoftは2008年9月第3週,ソフトウエア/Webアプリケーション開発スイートの次期メジャー・アップデート版「Visual Studio 10」で拡張性に重点を置くと発表した。

 現在のところリリース時期は不明だが,筆者は次期OS「Windows 7」(開発コード名)と同時期の2010年第1四半期とみている。「Windows Presentation Foundation(WPF)」ベースの新たなエディタとシェルを採用するとともに,「Windows Live Search」「同ID」「同Mesh」を統合し,「Windows Live Messenger」ベースのチーム・コラボレーション機能を搭載する。

 同社は,10月末にカリフォルニア州ロサンゼルスで開催する開発者会議「PDC 2008」において,詳しい情報を出すのではないだろうか。

Take2:初のAndroid端末は9月23日登場

 米T-Mobile USAによると,米Googleの携帯電話機向けプラットフォーム「Android」を採用する第一弾スマートフォンは,9月23日に登場するという。T-Mobileは,米国でAndroid端末を独占提供する携帯電話キャリアになる。「HTC Dream」と呼ばれる初のAndroid端末は,価格が200ドル程度(2年契約付きの場合)で,米Appleの「iPhone」とよく似た機能を備えるらしい。

 ただし,iPhoneとのあいだには一つ大きな違いがある。Android用アプリケーションはサードパーティが自由に開発し,販売/配布できる(関連記事:Google,アプリ販売/配布サイト「Android Market」を端末発売に合わせて開設)。それに対し,iPhone用アプリケーションの場合は,お目付役のAppleと反競争的な契約を結ばなければならない。

 初のAndroid端末であるHTC Dreamは,Linuxマニアやガジェット・ファン,新しもの好きのあいだで大人気となるはずだ。2009年になれば,様々な携帯電話キャリアとデバイス・メーカーが多彩なAndroid端末の提供を開始するだろう。