常用漢字以外の漢字や読みが難しい熟語などに付けるルビ(ふりがな)。なじみの薄い語句や意味を補足したい用語などにも付けることで,文章が読みやすくなる。今回はルビの使い方を解説する。
まずは,ルビの基本となる使い方を紹介しよう。
ルビを付ける手順は,図1のようになる。この手順だと,ルビに必要な行間は自動的に確保されて,単語の上にルビ文字が表示される。初期設定のままでも,適当なバランスで割り付けられる。
この「ルビ」ダイアログはモードレスになっていて,「閉じる」ボタンをクリックするまでは,連続してルビを付けられる。また,このダイアログを画面に表示したままでも,本文の編集は可能だ。
従って,ルビを多用するときは,画面に常駐させておくとよい。必要になったときに,目的の単語を選択してから「ルビ」ダイアログをアクティブにすると,目的の単語がダイアログに取り込まれて,すぐにルビを付けられる。
(1)「ルビ」ダイアログの応用
「ルビ」ダイアログのより詳細な使い方を説明する。初期設定のままでも,大抵の場合はうまくいくが,調整が必要なときもあるためだ。
まず,「対象文字列」と「ルビ文字」のテキスト・ボックスを見てみよう。複数行になっており,送り仮名や複合語を分割して表示するようになっている(写真1)。