ドキュメントの作成中に注釈を付けたくなったとき,その場その場で適当に処理していくと,番号付けなどの整合性が保てなくなりがちだ。脚注機能を使いこなしてスマートに注釈を付けていこう。

 Writerは,ドキュメントに注釈を付ける機能として,「脚注機能」を持つ。ただし,操作手順が分かりづらい。設定画面が,あちらこちらに分散しているためだ。そこで最初に,脚注機能を使うためのポイントを列挙してみよう。

 図1は,脚注を設定した例だ。

図1●Writerの脚注機能を利用した例<br>大まかな手順は以下の通り。<br> 1.「挿入」-「脚注」で脚注を挿入する<br> 2.連番の書式などは「ツール」-「脚注」で編集する<br> 3.脚注文の段落や文字の書式は,「スタイルと書式」ダイアログから「脚注」スタイルを編集する<br> 4.脚注エリアの配置は,「書式」-「ページ」から「ページスタイル」ダイアログの「脚注」タブを使って設定する
図1●Writerの脚注機能を利用した例
大まかな手順は以下の通り。
1.「挿入」-「脚注」で脚注を挿入する
2.連番の書式などは「ツール」-「脚注」で編集する
3.脚注文の段落や文字の書式は,「スタイルと書式」ダイアログから「脚注」スタイルを編集する
4.脚注エリアの配置は,「書式」-「ページ」から「ページスタイル」ダイアログの「脚注」タブを使って設定する
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 脚注を使う場合は,「挿入」-「脚注」のダイアログで設定する。いったん挿入した脚注を設定し直す場合は,「編集」メニューにある「脚注」を使う。

 脚注に振った連番の書式などの設定は,「ツール」メニューの「脚注」で編集する。脚注に書き込む文字のサイズや書式は,「スタイルと書式」の「脚注」を編集する。

 また,ページの中に脚注欄をどのように配置するかは「書式」-「ページ」で「ページスタイル」ダイアログを表示して,その中の「脚注」タブを使って設定する。

 このように脚注を自在に使うには,いくつもの設定画面を使い分ける必要がある。ここからは,それぞれの設定画面を詳細に解説していこう。