ドキュメントの作成中に注釈を付けたくなったとき,その場その場で適当に処理していくと,番号付けなどの整合性が保てなくなりがちだ。脚注機能を使いこなしてスマートに注釈を付けていこう。
Writerは,ドキュメントに注釈を付ける機能として,「脚注機能」を持つ。ただし,操作手順が分かりづらい。設定画面が,あちらこちらに分散しているためだ。そこで最初に,脚注機能を使うためのポイントを列挙してみよう。
図1は,脚注を設定した例だ。
脚注を使う場合は,「挿入」-「脚注」のダイアログで設定する。いったん挿入した脚注を設定し直す場合は,「編集」メニューにある「脚注」を使う。
脚注に振った連番の書式などの設定は,「ツール」メニューの「脚注」で編集する。脚注に書き込む文字のサイズや書式は,「スタイルと書式」の「脚注」を編集する。
また,ページの中に脚注欄をどのように配置するかは「書式」-「ページ」で「ページスタイル」ダイアログを表示して,その中の「脚注」タブを使って設定する。
このように脚注を自在に使うには,いくつもの設定画面を使い分ける必要がある。ここからは,それぞれの設定画面を詳細に解説していこう。