見栄えのする美しい文書を作成するときに欠かせないのがタブ機能だ。今回はタブ機能を使いこなすための基礎から応用までを解説する。

 ワープロ・ソフトで文章を作成しているとき,数文字分の字下げをしたくなったとする。そのとき,あなたはどのように操作するだろうか。スペース・バーを数回押して空白を挿入するという人もいるかもしれない。「インデント」を使う人もいるだろう。しかし,Tabキーを押すという人が多いのではないだろうか。今回は,このTabキーを使った「タブ」機能について紹介する。

(1)タブ機能とインデント機能

 Writerには,字下げのためにタブ機能が備わっている。初期設定で1.25cm(約0.5インチ)間隔のタブが設定されており,Tabキーを1回押すごとに,カーソルがこの分だけ後ろにジャンプしていく(図1)。このタブ間隔は「オプション」設定で変更できる(図2)。

図1●Tab キーを押して字下げする
図1●Tab キーを押して字下げする
(1)Writerの初期設定では,1 回Tabキーを押すごとに1.25cmずつカーソルが移動する。(2)1回分の移動量がここに表示されている。
図2●初期設定のタブ間隔は変更できる<br>「ツール」-「オプション」を選び,「OpenOffice.org Writer」で「全般」カテゴリを選択すると,初期設定のタブ間隔を変更できる。
図2●初期設定のタブ間隔は変更できる
「ツール」-「オプション」を選び,「OpenOffice.org Writer」で「全般」カテゴリを選択すると,初期設定のタブ間隔を変更できる。
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