Take1:Microsoft,「ページ・アップ」「ページ・ダウン」処理で米国特許を取得

 米Microsoftは2008年8月,ある米国特許を取得した。なんと,パソコン用キーボードの誕生以来ずっと存在している「ページ・アップ」「ページ・ダウン」キーに関するものだ。とはいうものの,これら二つのキーそのものが特許になったわけではない。ページ・アップとページ・ダウンの処理方法で特許を取った。

 同社の出願書によると,申請時期は2005年で,「ドキュメント・ビューアにおいて,ドキュメントの全体または1ページを表示しているといったズーム表示状態と関係なく,1ページ単位などほぼ正確な増分でドキュメントをスクロールする方法およびシステム」を説明している。

 同社は次にスペース・キーで特許を取るに違いない。ワープロ分野において,非常に大きな影響を及ぼすだろう。

Take2:AT&Tのライバル携帯電話キャリア,iPhone絡みのトラブルを攻撃

 米Appleの新型スマートフォン「iPhone 3G」は,発売わずか1カ月のあいだにハードウエア,ソフトウエア,ネットワークの問題が発生し,予想を下回る出だしとなった。米国でiPhoneを独占販売している米AT&Tの競合キャリアは,大喜びだろう。

 喜んでいるに違いない。AT&Tは以前からこのような会社だったし,iPhoneのアキレス腱であるネットワークの弱さと停止という状況もまだ続いている。このような企業が集団訴訟を起こされていないとは驚きだ。

 米Verizon Wirelessが出した新聞の全面広告には「電話の品質は使っているネットワークの品質そのもの」とあった。Verizonが懐かしくて仕方がない。筆者はiPhoneを手に入れるまで,Verizonを利用していた。そしてかなうことなら,大枚をはたいてでも品質に優れたVerizonのネットワークでiPhoneを使えるようにしたい。