【問題1】
 「労働安全衛生法」は,1カ月の時間外労働時間が一定時間を超える労働者から申し出があった場合,産業医もしくはそれに代わる医師による面接指導を行うことを事業者に義務づけています。労働基準法が定める週40時間働く労働契約をしている労働者の場合,それは月何時間でしょうか(1つを選択)。

 【選択肢】 正解
A) 45時間
B) 70時間
C) 100時間
D) 120時間

正解は選択肢Cです。

 「労働安全衛生法」は第66条の8で,医師による面接指導の実施を事業者に義務づけ,労働者にも指導を受けることを義務づけています。また,この面接指導を行うことは産業医の職務とされています。

 面接指導の対象者については,労働安全衛生規則第52条の2で,月100時間を超え疲労の蓄積が認められる者と規定されています。労働契約上1週間の労働時間が40時間未満となっている場合には,40時間までの労働時間分を100時間に上乗せすることができます。