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ブラウザの海で溺れる寸前
会社にある私のPC(と私)は「ブラウザ氾濫症候群」に罹患しているらしい。ちょっと油断すると,10も20もブラウザが開いた状態になっている。単に沢山開いているだけならいいのだが,問題は目的の画面が埋もれてしまうことだ。 そもそも何でそんなに開いているのかと思うが,驚くようなものは開いていない。Webメールの受信画面と送信画面,グループウエア,記事を登録するためのシステム(Webベース)とその確認画面などでまず5画面前後。さらに,調べ物のために開いた社外サイト4〜5画面(そしてITproも)を加えると,10画面にはなってしまう。みなさんはどうですか? こうなると,見たい画面はなかなか見つからない。「タスクバーをクリックすれば一覧が出てくるでしょ」と言われそうだが,どういうわけか肝心な画面がそこに表示されないことがあるのだ。ちょっと他の画面からテキストをコピペ・・・などと考えていると,元の画面がなぜかタスクバーに表示されない。こうして1日に1度は迷子の気分を味わう。 ブラウザを開きっぱなしにするな,という意見もありましょうが,みなさん,ブラウザを一々開け閉めしてますか?私はしません。引き出しじゃあるまいし。まだ使いそうだと思えば,ちょっと他の作業をしている間も,そのまま出して置く。この辺りは生まれ持ったズボラな性格が災いしているのかもしれない。 そんなわけで,だんだんWebブラウザが嫌になってきた。ほんの2〜3年前には,「これもブラウザから使えれば便利なのにねえ」と文句を言っていたのに,今では「これもブラウザで使うの?」と文句を言っている。困ったもんだ。タブブラウザの登場で状況はかなりマシになったが,まだ解決にはほど遠い。 しかも。苛々の大きな原因がもう一つある。言わずもがなの操作性だ。特にWebメール。要らないメールをさくさくと選択してdeleteキー一発でまとめて削除,というような操作性はなかなか望めない。どこでも同じ操作でアプリが使えるというのは,Webブラウザの本当にすばらしい点だと思うのに,人間贅沢なもので,だんだん感謝の気持ちを忘れつつある。 その点リッチ・クライアントはすばらしい。けれど特定の製品やサービスを指名買いしなければ享受できない,という点がダメだと思う。「Webブラウザで使える」とうたう製品やサービスが,一様に操作性の問題も解決していてくれるぐらいの広がりがほしい。きっとPCに向かうユーザーのストレスを世界規模で半減できるに違いない。 連載新着記事一覧へ >>
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