Part1のHTMLPart2のJavaScriptでは,パソコン内だけで完結できるプログラムを書いてきました。いよいよ,ネットワークの世界に足を踏み出すことにしましょう。そのために最低限必要になるのは,Webの通信プロトコルであるHTTP(Hypertext Transfer Protocol)です。

 HTTPは,WebブラウザとWebサーバーの間で利用するプロトコル,すなわち「決まりごと」です。WebブラウザのアドレスバーからURLを入力するとWebページを見ることができるのは,WebブラウザがHTTPによってWebサーバーと通信しているからです。このPart3では,その仕組みを見ていきます。

 HTTPは,データを確実に転送するためのプロトコルであるTCP/IPと呼ぶ通信方式をベースにしています。Webプログラミングを進めていくうえで,TCP/IPの知識もあるほうがよいのですが,最初のうちはHTTPの知識だけでもOKです*1