米Adobe Systemsが公開している無償の写真管理・補正サービス「Adobe Photoshop Expressベータ版」(以下,Photoshop Express)の特徴は,「おしゃれ感のある仕上がり」であろう。類似の写真共有サービスがすでにいくつも出回っているなか,デジタル・イメージングの最大手企業が満を持してリリースするのだから,技術に特徴があるのは当然だ。

 アドビから送られてくるアカウント取得用メールには「このサービスは皆さんをよい写真家にするというものではないですが,写真の管理と編集,2GBまでの保存機能やFacebookといったブログサービスでの写真の公開を助けます」と,やたら腰の低いコメントが。とはいえ使ってみるとなんだか写真の腕が上がったような気分になった。

 では,どうやって写真家気分になるのか。まずはアカウントの取得である。米国内だけのサービス,という位置付けではあるが,登録するアカウントによっては使用できる。筆者はIDとパスワードを登録するにあたり,登録するメールアドレスに日本国内でサービス展開しているプロバイダのものを入力するとエラーになってしまった。そこでGoogleのgmailアカウントを入力してみたところ今度はすんなり登録できた。

 アカウントの認証ができたらサービスにログインする。Photoshop Expressはブラウザを通じて使う。まずは自分の保存領域に写真をアップロードしていく。アップロードした写真はサムネイルを選択して編集機能を起動したり,タグを付けて検索しやすく整えられる。