ActionScript3.0では,効果音をとても簡単に扱えるようになりました。あらかじめオーサリング時に[ライブラリ]へと読み込んでおけば,スクリプトを使って好きなタイミングで効果音を鳴らすことができます。効果音を扱うには,Soundクラスを拡張した埋め込みアセットクラスを利用します。
図1のムービーは,ユーザーの操作に合わせて効果音を鳴らし分けています(ファイルサイズがあまり大きくてもうまくないので,ちょっと音質を悪くしています)。音があるだけで随分とムービーの雰囲気や印象が変わりますね。
埋め込みアセットクラスの作成
それでは,早速ActionScriptを使ってサウンドを鳴らしてみましょう。今回は,「wave形式」「aiff形式」の2つの形式のサウンドファイルを適当に用意してみました(図2)。FlashCS3では,このほかにも「MP3形式」のサウンドも読み込むことができます。
適当なサウンドファイルが無いという場合には,ネット・ショップなどで「素材集」を探してみると良いでしょう。効果音やBGMをまとめてある物が数多く揃えられています。また,Web上で素材を公開している方もいらっしゃいます。検索してみて,好みの物があれば,使わせていただくのも良いでしょう。ただし,その場合には制作者の方が定める,利用規定をきちんと守り,感謝を忘れないようにしたいものです。