早稲田大学職員による仕事の進め方のノウハウを集めたのが本書だ。実用英語教育の確立など大学改革を進める早大職員たちが四苦八苦して得たプロジェクト推進術をちりばめており,ITプロフェッショナルにも役立つ部分が多い。

 ノウハウの一つが,承認者の年齢が高いならば企画書で「人財」「トレンド」「差別化」といった言葉は避けたほうがよい,というもの。理由を知りたければ本書をご覧いただきたい。プロジェクトを推進する立場にあるならば,共感できる点が多々あるはずだ。

大学は「プロジェクト」でこんなに変わる

大学は「プロジェクト」でこんなに変わる
WISDOM@早稲田著
東洋経済新報社発行
1890円(税込)