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開発プロセス

プロジェクトの火消し術

日経SYSTEMS

こんなメンバーがいると危険

2008/09/04
西村 崇=日経SYSTEMS
出典:日経SYSTEMS 2006年6月号  p.37
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

 今回の取材を通して,プロジェクトに“火を付ける”メンバー像が浮かび上がってきた。いくつかを紹介しよう。

●業務に全く無知なプロマネ

 ローリーコンサルティングの文山氏は昨年末,ある会計システムの開発プロジェクトに参加した際,「絶対に火を噴く」と確信した。ユーザー企業側のプロジェクト・マネージャ(情報システム部門のマネージャ)に会計業務の知識が全くなかったからだ。このプロジェクト・マネージャは,自社内のネットワーク導入プロジェクトを経験したことを買われての登用だった。「自社の経理/会計オペレーションを知らないプロマネでは,現場で使えるシステムは絶対に作れない」と文山氏は強調する。

●設計をユーザー企業に頼るSE

 ある金融システム会社のプロジェクト・マネージャは,設計業務をあるシステム・インテグレータに委託したとき,強い憤りを覚えた。設計内容が甘く,結局自分が設計し直す羽目になったからである。エーチームの羽鳥氏も同じような光景を何度も見たことがある。そうなると「待ち時間ができて確実にプロジェクトは遅延する」(羽鳥氏)。

●準備ゼロでヒアリングするSE

 エス・ディ・アイの佐藤氏は「なんの準備もなしにいきなり利用部門にヒアリングするSEがいるが,それは絶対にやめるべきだ」と言う。「受注したら生産して配送する」といった,教科書に書いてある程度の業務プロセスしか設計できず,利用者が望むシステムは作れないからだ。ヒアリングに先立ち,資料などで業務の全体像を押さえる,既存システムのデータ構造を正確に調べるといった準備は欠かせない。

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