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日経SYSTEMS

[記録メディアの壊し方]損傷:テープをはさみで切断しても修復可

2008/08/06
手嶋 透=日経SYSTEMS
出典:日経SYSTEMS 2007年11月号  pp.96-97
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

 次に,記録メディアを物理的に損傷させてみた。その上でデータを読み出せなくなるか検証した(図4)。

図4●記録メディアを損傷させる実験の条件
[画像のクリックで拡大表示]

 テープ・カートリッジに対しては,テープを引き出し,手袋をした手で握ってぐちゃぐちゃにした(実験E)。また,引き出したテープをはさみで切断した(実験F)。

 (E)ではデータを全く復旧できず,データ破壊に100%成功した。逆に(F)では全データを復旧できた。

 CD-Rには,太く浅い傷を付けるため,ボールペンでレーベル面(実験G)および記録面(実験H)に線を引いた。また,細くて深い傷を付けるために,三角錐(きり)でレーベル面(実験I)および記録面(実験J)を引っかいた。

 これらのうち,(G)のみ約80%(647Mバイトのうち518Mバイト)のデータを復旧できた。つまり,データ破壊成功率は約20%。他の場合は,データを100%復旧できたため,データを破壊したことにはならなかった。

 USBメモリーに対しては,ケースを割って取り出した基板をバイス(万力)に挟み,ハンマーでたたいてチップの足の部分で折り曲げた(実験K)。また,同じ方法でメモリー・チップ部で折り曲げた(実験L)。

 (K)ではすべてのデータを復旧でき,データを破壊したことにならなかった。(L)はデータを復旧できず,データ破壊に100%成功した。以下,検証結果を詳しく見ていく(表2)。

表2●損傷によりデータを破壊できたファイル容量の割合および復旧作業
[画像のクリックで拡大表示]
>>(E)折れ目を補正できず成功
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