以前の「検証ラボ」で,ハードディスクが水に濡れた場合には,ミネラルの固着を防ぐために,濡れたまの状態で専門会社に持ち込むことを勧めました。この原則は,テープ・カートリッジにもそのまま当てはまります。テープは,乾いて固着したミネラルを研磨により完全に取り除けるほどの強度を持っていないからです。
当社に持ち込まれるテープ・カートリッジは,ほとんどが摩耗によってデータを読み出せなくなったものです。テープは常にヘッドに接触して,摩耗し続けます。テープの寿命は,思いのほか短いと考えた方が安全でしょう。
CD-RやUSBメモリーは,問い合わせ件数と,実際に持ち込まれる件数との開きが顕著です。復旧費用が高価だと感じられるようです。
今回の検証は,企業の夏休み明け時期と重なったことから,予想以上に多忙な中での作業になりました。夏休みを挟んでマシンの電源断/電源投入が行われるため,例年その時期にはマシンに障害が起きやすく,多数のハードディスクが持ち込まれます。この夏は,それが予想以上に多かったのです。普段からバックアップを取っておくことが大切です。(アドバンスドテクノロジー 金田 龍介氏)