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ソフト開発

世界最大級のSNS「MySpace」を舞台にアプリを作ろう

日経SYSTEMS

第1回 MySpaceアプリケーションを使ってみよう

2008/07/28

 MySpaceにおけるSNS(Social Networking Service)アプリケーションは「MySpaceアプリケーション」と呼称されています。MySpaceアプリケーションはOpenSocialにも対応しています。それはいったいどのようなものなのでしょうか。

 簡単に言うと,ユーザーがSNSの自分のページなどに任意に張り付けられる独立した「ミニアプリ」です。OpenSocialではこのミニアプリを「ガジェット(gadgets)」と呼びます。アプリケーション開発者がこのガジェットを開発し登録・公開すると,一般ユーザーはアプリケーションをインストール可能になりさまざまな機能を楽しめるようになります。

 こうしたガジェットの考え方は特に珍しいものではありません。例えばブログを持たれている方なら,ブログのサイドバーにさまざまな機能を持ったパーツを追加されているかもしれません。またサードパーティなどが提供しているブログパーツなども一種のガジェットです。開発者の方ならWordPressやMovableTypeの拡張機能を開発されたことがあるかもしれません。これもまたWebサイトに取り込まれて動作する「ミニアプリ」です。

SNSとSNSアプリケーションの歴史

 では,これら従来のアプリケーションとOpenSocialガジェットは何が異なるのでしょうか。それを説明する前に,簡単に,SNSにおけるアプリケーションの歴史をひも解いてみましょう。

 OpenSocialは初めてのSNSアプリケーション環境,というわけではありません。これまでに数多くのアプリケーションが作られてきており,むしろSNSはアプリケーションとともに発展してきたと言えます。しかしこう言われても,ほとんどの方が疑問に思うかもしれません。

 招待制を前提にしたいわゆる「クローズドSNS」が現在主流である日本と異なり,欧米を中心とした海外では誰もが自由に登録してオープンな情報発信を行える「オープンSNS」が主流となっています。こうしたユーザーがオープンな環境で自分のページをさまざまなアプリで飾り付けたい,と考えるのはブログを例に挙げるまでもなく自然なことです。

 ユーザーは当初HTMLとJavaScriptで自分のページにアプリケーションを追加しようとしました。しかしサイトの規模が大きくなってくると悪意を持ったユーザーが攻撃スクリプトなどを仕込むようになり,セキュリティ上の問題からJavaScriptは禁止になってしまいました。

 次に発展したのがFlashアプリケーションです。海外ではこうしたSNSで流通することを目的としたアプリケーション(多くはFlash)を提供するサードパーティが数多く存在します。例えばSlide, RockYou, iLikeなどが有名で「ヴィジェット・カンパニー」などと呼ばれたりします。

 これらの企業はSNSでアプリケーションをバイラル的に流通させ,自社トラフィックを増大させます。SNS側もユーザーの利用がそれに応じて伸び,WIN-WINの関係を築いてともに大きくなった歴史があります。「YouTube」もそもそもはSNSではやって名前を知られるようになり,現在の地位を築き上げたのです。

 オープンなことが当たり前の海外SNSでは当然のことではあるのですが,クローズドSNSが主流の日本ではこれらのことはほとんど知られていません。またヴィジェット・カンパニーというものも日本ではほぼ存在していません。これはつまり,SNSアプリケーションにとってはオープン性が非常に重要であることを示していると言えるでしょう。

>>ガジェットの特徴
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