2007年11月,米GoogleはSNS(Social Networking Service)向けのアプリケーション仕様「OpenSocial」を発表した。このころ実はMySpace社内でもSNSのためのアプリケーションは検討されており,Googleの発表の翌日,MySpaceはOpenSocialの支持を発表し,Googleと共同でOpenSocial対応を開始する。これがSNS型アプリケーション向けプラットフォーム「MySpace Developer Platform(略称:MDP)」である。2008年2月,MDPは一部の外部開発者への公開が始まり,その約1カ月後の2008年3月13日(米国時間)に約2億3000万人の一般ユーザーへも公開が開始された(日本国内向けの発表は2008年3月26日)。

 現時点(2008年4月末)では,OpenSocialの一つの実装がMDPであるといえる。OpenSocialとは何なのか,SNSのアプリケーションとは何なのか,といったことを理解するには,MDPを使って実際に試してみるのが一番であろう。そこで,マイスペース株式会社の中屋氏に,MDPを使ったアプリケーションの作り方を解説してもらった(日経SYSTEMS編集部)。

(本連載は2008年4月末現在の情報を基にしています。今後予告無く変更される可能性がありますことをご了承ください)

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